【警告！】「+」から始まる電話は海外からの詐欺電話！

先日、自分の電話に+99141030110という番号から着信がありました。
見慣れない番号でしたが、不審に思いながらも応答しました。

電話の相手は、「京都府警のキタムラ」と名乗る男性でした。
そして、開口一番に「あなたの楽天銀行の口座が振り込め詐欺に利用されています」と言ってきたのです。
一瞬「なんのこっちゃ？」と思いましたが、冷静に話を聞くことにしました。
驚いたのは、相手が自分の氏名や住所を正確に把握していたことです。
そこで、「これはただの迷惑電話ではないな」と直感しました。

「この件は機密事項なので、近くに誰もいませんか？」と何度も確認されました。
「はい、誰もいません」と答えたところ、本題に入ってきました。
「今、あなたに法的責任があり、口座が凍結されますよ」と、あたかも自分が犯罪に関与しているかのような言い方をしてきたのです。
更には、「京都府警に出頭することは可能ですか？出頭できなければ身柄を拘束することになりますよ」という無理難題をふっかけてきました。

ひとしきり話を聞いた後、「京都府警のキタムラさんでしたっけ？」と確認しました。
すると、相手は驚くべきことに「京都府警じゃないです」と返答。
「じゃあどこのキタムラさんなんですか？」と尋ねると、「警視庁捜査二課のキタムラです」と訂正してきました。
最初から怪しい電話でしたが、ここでついにボロを出しました。

PCでカタカタとメモを取りながら、「所属先はどちらですか？こちらから折り返しお電話して確認させていただきます」と伝えました。
すると、相手の態度が一変し、「あなた今拘束中なんですよ？パソコンとか使わないでください！デバイス機器の使用など認められていませんよ！」と強い口調で言ってきました。
「今自宅にいて普通に過ごしていますが、拘束中とはどういう意味でしょうか？」
「先ほどからずっとスマホでお話をしていますが、デバイス機器の使用が認められていなければどうすればよろしいですか？」
と問い詰めたところ、相手は突然電話を切りました。

相手が自分の氏名や住所を完全に把握していたことは紛れもない事実なので、念のため地元の警察署に報告の電話を入れました。
警察の方は、「正しい対応方法ですね、+で始まる番号は海外からなので詐欺だと思って大丈夫ですね」ということでした。
今回の件は詐欺電話の一例ということで、ログに残してくれるとのことでした。

• +で始まる国際番号からの電話には出ない
• 公的機関を名乗る電話は必ず折り返して確認する
• 個人情報を知っているからといって信用しない
• 冷静に相手の矛盾を指摘する
• 不審な電話は警察に通報する