サイト | 評価(5段階) |
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Filmarks | ★×3.7 |
映画.com | ★×3.0 |
Amazon Prime Video | - |
『猫の恩返し』は、2002年にスタジオジブリによって制作されたアニメ映画で、森田宏幸監督が手掛けた作品です。
ジブリの名作『耳をすませば』のスピンオフ的な位置付けとなっており、バロン(フンベルト・フォン・ジッキンゲン男爵)が再登場することで話題となりました。
物語の主人公は、ごく普通の女子高生・ハル。
ある日、車にひかれそうになった猫を助けたことで、彼女は「猫の国」へ招待されることに。
しかし、その猫は猫の国の王子であり、ハルは王子の花嫁候補として迎え入れられることになってしまいます。
逃げる術を探しているうちに、彼女はバロンやムタと出会い、猫の国での冒険が始まるのです。

『耳をすませば』の主人公の月島雫が書いた小説という設定の作品です。
続編とはちょっと違うけど、別のジブリ作品と関連性があるのは本作だけなんだよね!


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『猫の恩返し』のあらすじ

主人公の吉岡ハルは、ごく普通の高校生の女の子。ある日、道路でトラックに轢かれそうになった猫を助けます。
すると、その猫は実は猫の国の王子ルーンであり、ハルは「恩返し」として猫の国へ招待されることになります。
猫の国では、ハルに様々な贈り物が届き、さらには猫の王子との結婚を勧められます。
しかし、ハルは次第に猫の姿に変わっていき、元の世界に戻れなくなる危機に陥ります。
困ったハルは、しゃべる猫の紳士バロンと、太っちょの白猫ムタの助けを借りて、猫の国からの脱出を試みます。
様々な試練を乗り越え、ハルはついに自分自身を取り戻し、無事に人間の世界へ帰ることができました。
登場キャラクター
- 吉岡ハル:ごく普通の女子高生。猫を助けたことで、不思議な冒険に巻き込まれる。
- バロン:猫の男爵。冷静沈着で頼りになる存在。ハルのピンチを救う。
- ムタ:大柄な白い猫。食いしん坊で少しお調子者だが、ハルの仲間として活躍。
- ルーン:猫の国の王子。ハルに命を救われ、恩返しをする。
- 猫王:猫の国の王。ルーンの父親。ハルを気に入る。

個人的には、意地悪そうだけど根はいい奴の「ムタ」がメッチャ好きです。
『猫の恩返し』の魅力

美しく幻想的な猫の国
猫たちが暮らす「猫の国」は、どこかヨーロッパの街並みを思わせる美しいデザインが特徴です。
緑豊かな風景や幻想的な建築物が、視覚的に楽しませてくれます。
ハルの成長物語
物語の序盤、ハルは自分に自信が持てず、流されるままに生きていました。
しかし、猫の国での経験を通して「自分らしく生きることの大切さ」に気づき、成長していきます。
ラストで見せる彼女の晴れやかな表情は、観る者の心を温かくします。
個性的なキャラクターたち
バロンは紳士的で頼りがいがあり、ムタは無愛想ながらも実は優しい。
猫の国の王やユキなど、魅力的なキャラクターが物語を彩ります。
それぞれのキャラクターが持つユーモアや温かさが、『猫の恩返し』の魅力をより一層引き立てています。
猫を助けるというちょっとした行動をきっかけに、どんどん自己成長していく主人公の様子が醍醐味だよね!

作品が伝えるメッセージ

自分を見つめ直すことの大切さ
ハルが猫の国での出来事を通じて「自分らしく生きることの大切さ」を学ぶように、観る者にも「自分自身を受け入れる勇気」を教えてくれます。
優しさの連鎖
ハルが猫を助けたことから始まるこの物語は、「優しさは巡る」というテーマを持っています。
何気ない善意が思わぬ形で返ってくることを描き、観る人に温かい気持ちを与えてくれます。
テーマ
- 自分らしさを見つける:ハルは猫の国での冒険を通じて、自分の意思で未来を切り開くことの大切さに気づく
- 感謝の気持ち:ハルが猫を助けたことから始まる物語は、感謝することの大切さを教えてくれる
- 勇気と友情:困難な状況でも、ハルは勇気を持ち、仲間との友情を深めながら乗り越えていく

「情けは人のためならず(本来の意味)」を彷彿とさせてくれますね。
「情けは人のためならず」っていうのは、「人に親切にすると、やがては自分も良い報いとなって返ってくるから、情けは人のためじゃなくて自分のためだよ!」って意味だもんね!

まとめ

サイト | 評価(5段階) |
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Filmarks | ★×3.7 |
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『猫の恩返し』は、スタジオジブリの魔法と魅力が詰まった作品です。
ポイント
- 主人公の成長:普通の女子高生ハルが猫の国での冒険を通じて、自分自身を見つけ成長する物語。
- 猫の国:不思議な猫の国が舞台で、そこで出会うユニークな猫たちとの交流が見どころ。
- 友情と恩返し:ハルが猫のバロンに助けを求め、猫の王国の危機を乗り越えるために協力する友情の力。
- 冒険とファンタジー:現実世界と猫の国を行き来する冒険要素が魅力。
- 個性的なキャラクター:バロン、ムタ、ユキなど、個性的なキャラクターたちが物語を彩る。
- スタジオジブリの魔法:美しいアニメーションと細部までこだわった描写がジブリ作品の特徴。
普通の少女が不思議な世界で成長する姿を描き、観る者に感動と希望を与えるこの映画は、何度見ても新たな発見があります。
ジブリのファンはもちろん、まだ観たことがない方にもぜひおすすめしたい作品です。

上映時間が1時間15分ということで手軽にサックリと何か観たい時なんかにピッタリですね。
短時間でジブリの世界観を堪能できるしね!


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