職場には一定の割合で、他人の細かいミスを許せず、些細なミスでも責めたり指摘せずにはいられない人がいます。
こういった人は、完璧であることを求めるあまり、周囲にプレッシャーを与えてしまうこともあります。
しかし、そうした人にこそ、ぜひ一度将棋をプレイしてみることをおすすめしたいのです。

自分は中学生の頃に将棋にハマり、アマチュアの三段で指していました。
大人になってから観る将として復活するとは思ってもみなかったよね!


将棋中継はネットとの相性が物凄くいいんですよね。

将棋をやると「ミスをしないのは不可能」がよくわかる

将棋を指してみると、「人間である限りミスをしないのは不可能」ということが痛感できます。
なぜなら、将棋は考えるゲームでありながら、どんなに注意深く指しても必ずミスや見落としが発生するものだからです。
そして、そのミスの積み重ねが勝敗を左右します。
特に秒読みに追われて焦ってしまい、集中力が続かず、ふとした瞬間に手を滑らせてしまうことがあります。
これは、将棋をやることで身をもって体験できることなのです。

最近では将棋中継でAIによる評価値が導入されているので、将棋を知らない人でもある程度どっちが優勢か分かるようになっていますね。
そのおかげでちょっと評価値を落とすような手を指しただけで、「やらかし!」とネットで騒ぐ野次馬も増えちゃったけどね!


藤井聡太現七冠がよくAIの最善手や次善手連発で相手を投了まで追い込む「藤井曲線」と呼ばれるものがありますが、あんなのは人間業ではありません。
超一流の棋士ですらミスをする

将棋界のトップに君臨する藤井聡太現七冠ですら、ミスをすることがあります。
彼は圧倒的な強さを誇るだけでなく、「詰将棋の鬼」としても知られています。
しかし、そんな藤井現七冠ですら、時には見落としによる敗北を喫することがあるのです。
例えば、第48期棋王戦の第3局では、藤井七冠がそれほど難しくない詰みを逃してしまい、まさかの逆転負けを喫するという珍事が起こりました。
このように、どれだけの実力者でもミスを完全になくすことはできません。
あの時はまさかの出来事に思わず声が出たよね!


プロ棋士も参加する詰将棋選手権に、わずか12歳の小6で優勝してしまった生粋の化け物ですからね。
「猿も木から落ちる」という例として、これほど分かりやすい出来事もそうないでしょう。
ミスを許容できる心の余裕を

将棋を経験すると、どんなに注意を払ってもミスは起こるものだと理解できます。
すると、職場などで他人のミスに対して寛容になれるかもしれません。
「あの藤井聡太ですらミスをするのだから」と思えば、少し肩の力を抜いて他人のミスを受け入れることができるでしょう。
仕事のミスをゼロにすることは現実的には不可能です。
それよりも、ミスをどうリカバーするか、ミスを減らす仕組みを考えるほうが建設的です。
将棋を通してそのことに気づければ、他人にも優しくなれるはずです。
あんな超天才ですらミスをするんだから、普通に会社で働いているような凡人がミスしないなんて無理に決まってるよね!

まとめ

将棋を通して、人は「人間である限りミスは避けられない」ということを、頭だけでなく、体でも理解できます。
この経験は、他人のミスに対する寛容さを育み、より建設的なコミュニケーションへと繋がるでしょう。
もし、あなたが職場で他人のミスに厳しくしすぎていると感じているなら、ぜひ一度将棋を体験してみてください。
新たな発見があるかもしれません。

人のミスを突ついたり、粗探しをする時間があるなら、その分で相手のいいところを見つけてアウトプットする方よっぽど有意義だと思うんですけどね。
人のミスを突ついて攻撃するのか、人のいいところを見つけて褒めるのか、それによって雰囲気の良さが180度変わっちゃうよね!


「ミスを減らす」ということはできても、「ミスをなくす」ということは不可能ですからね。

-
-
【それ、本当に必要?】困っている人を追い詰める意地悪クイズの無意味さ
世の中には、困っている人に対して親切に手を差し伸べる人もいれば、逆に意地悪な態度をとる人もいます。 その中でも特に厄介なのが、「意地悪クイズ」を出す人たちです。 例えば、職場や学校などで、誰かが何かを ...
続きを見る