サイト | 評価(5段階) |
---|---|
Filmarks | ★×3.8 |
映画.com | ★×3.8 |
Amazon Prime Video | ★×4.6 |
『金の国 水の国』は、2023年1月27日に公開されたアニメ映画です。
原作は、岩本ナオの同名漫画で、「このマンガがすごい!」で史上初の2年連続1位を獲得した人気作品です。
世界が対立し、交わることのない二つの国。
しかし、そこに生まれたひとつの出会いが、未来を照らす光となる。
本作は、そんな希望に満ちた物語を紡ぎます。

「一見頼りないポンコツなのに、実は切れ者で次々と機転を利かせて問題を解決していく」そんな主人公設定の作品は非常に好きです。
ポワンとしているけど芯は強い、そんなヒロインの王女様と相性ピッタリだよね!

『金の国 水の国』のあらすじ

かつて対立していた二つの国、金の国(アルハミト)と水の国(バイカリ)。
金の国の王女サーラと、水の国の建築士ナランバヤルは、お互いの国の事情を知りながらも、ひょんなことから偽りの夫婦を演じることになります。
最初は戸惑いながらも互いを思いやり、次第に本当の愛情を育んでいく。
一方で、金の国の王家と水の国の貴族たちは依然として対立しており、和平の行方は不透明だった。
そんな中、サーラとナランバヤルは国の未来を変えるために立ち上がる。
二人は国の違いを超え、心を通わせることができるのか?
そして、二つの国は真の平和を迎えられるのか?

「仲の悪い2つの国を、偽りの夫婦を演じることになった2人がどう円満に解決していくのか?」という非常にシンプルで分かりやすい物語です。
対立する世界で芽生える希望

『金の国 水の国』は、単なるロマンスではなく、争いと分断の中でも人と人とのつながりが未来を変えていくことを描いています。
異なる環境で生まれ育った二人が、互いを尊重し合いながら心を通わせる姿は、現代の社会にも通じる大切なメッセージを伝えてくれます。
アルハミトの王をただの敵として処理するのではなく、説得して最終的には味方にしちゃうのも気持ちのいい展開だよね!

美しい映像と温かなストーリー

本作は、幻想的で美しいアニメーションと、心に響くストーリーが魅力です。
色鮮やかな金の国と、穏やかで水に囲まれた水の国、それぞれの国の特徴が繊細に描かれており、まるで絵本の世界に入り込んだかのような感覚を味わえます。
また、キャラクターたちの感情表現も細やかで、まるで実際に生きているかのようなリアルさがあります。
観る者の心を優しく包み込むような温かさが、本作の大きな魅力です。

心温まる物語ですが、観ている最中は「次どうなるんだろ?次どうなるんだろ?」とずっとワクワクしっぱなしでした。
「分断」の時代に届けたいメッセージ

この映画は、分断と対立が深まる世界において、我々がどのように手を取り合えるのかを問いかけてきます。
異なる文化や価値観を持つ相手を理解し、共に歩むことの大切さを感じさせてくれる物語。
『金の国 水の国』は、争いではなく共存を選ぶことが未来を切り拓く鍵であることを、優しく、そして力強く伝えてくれます。
争っても誰も得しないし、みんな損するだけだよってことを教えてくれるよね!

まとめ

サイト | 評価(5段階) |
---|---|
Filmarks | ★×3.8 |
映画.com | ★×3.8 |
Amazon Prime Video | ★×4.6 |
『金の国 水の国』は、単なるラブストーリーにとどまらず、世界のあり方を考えさせてくれる感動作です。
ポイント
- 金の国と水の国、対立する二つの国の架け橋となる物語
- 貧しい青年と王女が結婚を装いながら次第に心を通わせる展開
- 美しいアニメーションと幻想的な映像表現
- 現代にも通じる「共存」のメッセージ
- 分断された世界でも人のつながりが未来を変えることを示す作品
戦争や紛争によって分断された世界を生きる人々へのメッセージは、現代社会においても、非常に重要なものです。
もし、あなたが希望を失いかけていると感じているなら、『金の国 水の国』を見て、愛と希望の大切さを思い出してください。

この作品の凄いところは、どのキャラも一切犠牲にならずにみんながみんな幸せになれるところにあるんですよね。
ハッピーエンドのお手本のような映画だよね!
