「人生の勝ち組」「人生の負け組」、日常でこんな言葉を耳にすることがあります。
まるで人生が競争で、そこには明確な勝敗があるかのように語られます。
学歴、収入、社会的地位、結婚、持ち家… 様々な要素が「勝ち」の指標として挙げられ、それらを持たない人は「負け」と見なされてしまう風潮があるかもしれません。
しかし、本当に人生に勝ち負けはあるのでしょうか?
そして、その基準は誰が決めるものなのでしょうか?

世界一の幸福度を誇る国と言われていたブータンですが、他の国がもっと恵まれていることを知ってしまって幸福度が落ちてしまったそうです。
結局は他者との比較の中で幸福感を決めてしまってるんだよね!

他者評価による「勝ち負け」の危うさ

多くの人が無意識のうちに、他人との比較で自分の立ち位置を確認しようとします。
「あの人より収入が多いから勝ち」「同期が出世したのに自分は…負けだ」といった具合です。
SNSを開けば、きらびやかな生活を送る友人や知人の投稿が目に入り、「自分はそれに比べて…」と落ち込んでしまうこともあるでしょう。
しかし、他人の評価や社会的な「ものさし」で測られる人生の勝ち負けは、非常に脆く、移ろいやすいものです。
時代や社会が変われば、価値観も変わります。昨日まで「勝ち」とされていたものが、明日にはそうではなくなる可能性だってあります。
何より、他人の目を気にして生きることは、大きなストレスを伴います。
常に誰かと比較し、評価を恐れていては、心が休まる暇もありません。
他人が定義する「成功」を追い求めるうちに、自分が本当に望んでいたことや、大切にしたかったことを見失ってしまう危険性すらあるのです。

無意識のうちに「自分がどうしたいか?」ではなく、「他人からどう見られるのか?」が主軸になってる風潮があるような気がします。
本当の「勝ち」は自分の心が決める

では、人生の勝ち負けを測る基準は何なのでしょうか?
それは「自分自身がどれだけ幸福を感じているか」だと考えます。
他人がどう評価しようと、どれだけ社会的な成功を収めていようと、本人が満たされず、不幸を感じているのであれば、それは「勝ち」とは言えないのではないでしょうか。
逆に、たとえ質素な暮らしであっても、周りから見れば「成功」とは程遠いように見えたとしても、本人が心からの幸福感と充実感を得ているなら、それは紛れもなく「豊かな人生」であり、「勝ち」と言えるはずです。
幸福の形は人それぞれです。
- 平均的な収入でも、家族との時間を大切にし、心の平穏を感じられる人
- 有名ではなくても、地域社会で尊敬され、確かな人間関係を築いている人
- 華々しいキャリアを捨て、自分の情熱に従って生きる道を選んだ人
彼らは社会的な「勝ち組」の定義からは外れるかもしれませんが、自分の価値観に基づいた選択をし、その結果に満足しているという点で、真の「勝ち組」と言えるのではないでしょうか。
自分が満足してればそれが最強だよね!

自分の「幸福のものさし」を持つために

他人の評価や比較から自由になり、自分自身の幸福感を大切にするためには、以下の点を意識してみると良いかもしれません。
1. 比較をやめる意識を持つ
他人と自分を比べる思考に気づいたら、「これは自分の幸福とは関係ない」と意識的に切り離す練習をしましょう。
2. 自分の価値観を知る
自分が何を大切にし、何に喜びを感じるのかを深く掘り下げてみましょう。
日記をつけたり、信頼できる人と話したりするのも有効です。
3. 「今ここ」にあるものに感謝する
失ったものや足りないものではなく、今自分が持っているもの、恵まれていることに目を向け、感謝する習慣をつけましょう。
4. 小さな成功体験を積み重ねる
大きな目標だけでなく、日々の小さな目標を設定し、それを達成することで自己肯定感を高めましょう。
5. 情報を取捨選択する
SNSなど、比較や競争を煽るような情報からは意識的に距離を置くことも大切です。

「自分と他人は別なんだ」ということを強く意識することが重要ですね。
自分だけの「勝利条件」を設定する

では、どうすれば真の意味で「人生に勝つ」ことができるのでしょうか。
- 自分の価値観を明確にする:他人の物差しではなく、自分が大切にしたいものは何かを考える
- 小さな喜びに気づく習慣をつける:日常の中にある幸せの種を見つける
- 自分との比較に集中する:昨日の自分より今日の自分が成長しているか
- 「十分」という感覚を育てる:常に「もっと」を求めるのではなく、今あるものに感謝する
これらの実践により、他者の評価や社会的成功の基準に左右されない、自分だけの幸福感を育むことができます。
「これだったら勝ち!」という自分ルールを決めておくのは、今後の基準になるからオススメだね!

まとめ

人生の勝ち負けは、学歴や収入、社会的地位といった外面的な要素や、他人からの評価によって決まるものではありません。
真の尺度は、あなた自身の内面、つまり「幸福感」にあります。
幸福感を感じ3つのポイント
- 自分らしさを大切にしているか
- 他人ではなく、自分の価値観で選択しているか
- 小さなことでも喜びを感じられているか
周りの声や社会の風潮に惑わされず、自分だけの「幸せのものさし」を見つけ出すこと。
そして、そのものさしに従って、自分が心から満たされる生き方を選択していくこと。
それこそが、誰にも否定できない、あなた自身の「人生の勝利」なのではないでしょうか。
他人との比較レースから降りて、自分自身の心と向き合い、あなただけの豊かな人生を歩んでいきましょう。

結局は自分が楽しいかどうかってだけの話ですね。
「人生は死ぬまでの間の暇潰しだから楽しんだ者勝ち」という考え方は理にかなってるね!

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