サイト | 評価(5段階) |
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Filmarks | ★×3.9 |
映画.com | ★×3.6 |
Amazon Prime Video | - |
スタジオジブリ作品の中でも、ひときわロマンティックでファンタジー要素満載の『ハウルの動く城』は、2004年に公開されたスタジオジブリ制作の長編アニメーション映画です。
公開から時を経てもなお、多くの人々を魅了し続けています。
原作は、イギリスの作家ダイアナ・ウィン・ジョーンズによる同名のファンタジー小説。
物語は、魔法使いハウルと、呪いで老婆に変えられてしまった少女ソフィーを中心に、彼らが織りなす愛と冒険を描いています。

意味不明な展開が多いけど、ちゃんと成立しているという不思議な物語ですね。
「なんだかよく分からないけど、そこがいい!」みたいな楽しみ方をする映画だよね!


『ハウルの動く城』のあらすじ

主人公のソフィーは、亡き父の帽子屋を一人で切り盛りする少女。
ある日、彼女は街で兵士に絡まれているところを、魔法使いのハウルに助けられます。
その夜、ハウルを追う荒地の魔女がソフィーの店を訪れ、彼女に呪いをかけてしまいます。
呪いによって90歳の老婆の姿に変えられてしまったソフィーは、家を出て呪いを解く方法を探す旅に出ます。
旅の途中で、ソフィーはハウルの住む動く城にたどり着き、掃除婦として城に住み込むことになります。
城の中には、火の悪魔カルシファーやハウルの弟子のマルクルなど、個性的な住人たちがいました。
ソフィーは、ハウルや城の住人たちとの交流を通して、次第に自分の生き方を見つけていきます。
一方、ハウルは戦争に巻き込まれ、苦悩しながらも自分の信じる道を貫こうとします。
ソフィーは、ハウルの秘密や呪いの謎を解き明かしながら、彼と共に戦火の中で生きていくことを決意します。
そして、ソフィーの愛が、ハウルとカルシファーの呪いを解き、戦争を終わらせます。
魅力的なキャラクターたち
- ソフィー:老婆の姿になりながらも、内なる強さを発揮するヒロイン。
- ハウル:美しくも気まぐれな魔法使い。しかし、ソフィーを通じて変化していく。
- カルシファー:動く城の心臓ともいえる火の悪魔。ユーモアあふれる存在。
- マルクル:ハウルの弟子の少年。幼いながらも賢く、頼りになるキャラクター。
- 荒地の魔女:物語の序盤でソフィーに呪いをかけるが、後に意外な一面を見せる。

人外キャラクターの魅力がふんだんに詰め込まれている作品ですよね。
愛と成長の物語

本作の主人公ソフィーは、ある日、荒地の魔女によって老婆に変えられてしまいます。
しかし、彼女はその呪いを嘆くのではなく、新たな人生を歩み始めます。
ハウルとの出会いや、動く城での生活を通じて、彼女は内面から輝きを増し、本当の自分を見つけていくのです。
また、ハウル自身もまた、ソフィーとの関わりの中で成長していきます。
自己中心的で気まぐれな青年だった彼が、次第に大切な人を守る覚悟を持つようになる姿には、多くの視聴者が心を動かされるでしょう。
ソフィーの心の成長と連動して見た目がどんどん若返っていくという表現方法が上手いよね!

テーマとメッセージ

『ハウルの動く城』は、愛と自己発見、戦争と平和、そして外見の美しさと内面の美しさといったテーマを織り交ぜています。
特に、ソフィーの変身を通じて、真の美しさとは何かを問いかけるメッセージが込められています。
また、宮崎駿監督の作品にはしばしば反戦のメッセージが込められていますが、本作も例外ではありません。
劇中では戦争が描かれ、ハウルはそれに巻き込まれることを嫌いながらも、愛する人を守るために戦わざるを得ません。
戦争の愚かさや、平和の大切さが、ファンタジーの中にリアルな形で織り込まれています。

色々と複雑に見えますが、伝えていることは割とシンプルだったりします。
ビジュアルの美しさ

ジブリ作品ならではの美しい背景美術や細部までこだわったアニメーションは、『ハウルの動く城』でも健在です。
城のデザインや風景の描写は、まるで一枚の絵画のようです。
特に、動く城のユニークなデザインは、観る者の想像力をかき立てます。

ジブリと言えば、食事を美味しそうに表現する技術が巧みですが、このベーコンエッグは中でも本当に別格ですね。
ジブリメシランキングでは不動の1位だもんね!

まとめ

サイト | 評価(5段階) |
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Filmarks | ★×3.9 |
映画.com | ★×3.6 |
Amazon Prime Video | - |
ハウルの動く城』は、魔法と愛、成長と戦争といった多くのテーマが絡み合う奥深い作品です。
ポイント
- ファンタジーの世界観:魔法や動く城が登場する幻想的な世界が描かれています。
- キャラクター:主人公のソフィーと魔法使いのハウル、火の悪魔カルシファーなど、個性豊かなキャラクターが登場します。
- テーマ:愛、自己発見、変化の受容などのテーマが作品を通じて表現されています。
- 動く城:物語の中心となる動く城は、不思議な魅力と機械的な仕掛けが満載です。
- ビジュアル:スタジオジブリならではの美しいアニメーションと細部までこだわった背景美術が見どころです。
- 音楽:久石譲が手掛けた音楽が、作品の雰囲気を一層引き立てています。
幻想的な映像美と心に響くストーリー、そして魅力的なキャラクターたちが、観る者を惹きつけてやみません。
あなたももう一度、この魔法の世界へ旅立ってみませんか?

1回観ただけだと、「よく分からなかった」という感想になる可能性が高いので、2回は観てみることをオススメします!
ハウルの声優も当時SMAPだった木村拓哉さんをキャストに迎えると聞いて、どうなることかと思ったけど、全く違和感なく自然だったよね!

