サイト | 評価(5段階) |
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Filmarks | ★×4.2 |
映画.com | ★×4.2 |
Amazon Prime Video | ★×4.6 |
2022年公開の映画『コーダ あいのうた』は、家族愛と音楽の力を描いた感動的な作品です。
この物語は、ろう者の家族と唯一健聴者である娘が織りなす、葛藤と絆、そして成長の物語を通じて、多くの人に愛と夢を追う勇気を与えます。
本記事では、映画の概要とその魅力を掘り下げていきます。

設定を見る限りだと、全く面白そうとは思わなかったのですが、観てみるとすぐに引き込まれてしまう、とても面白い映画でした。
耳の聞こえない家族が、悲観的ではなくむしろ陽気なのがいいよね!

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『コーダ あいのうた』のあらすじ

主人公ルビー・ロッシは、漁業を営むろう者の家族の中で唯一の健聴者であり、「CODA(Child of Deaf Adults)」です。
両親と兄は耳が聞こえず、ルビーは幼いころから家族の耳となり、通訳や仕事のサポートをしてきました。
高校生活を送りながら、毎朝早く家族の漁業を手伝うルビーの生活は忙しく、同年代の仲間たちとは少し違ったものでした。
ある日、ルビーは学校の合唱クラブに参加し、音楽教師のベルナルド先生にその歌声の才能を見出されます。
先生はルビーに名門の音楽大学であるバークリー音楽大学のオーディションを受けることを勧めます。
歌うことを通じて自分を表現する喜びを見つけたルビーですが、家族にとって彼女はなくてはならない存在であり、夢を追うことは家族を置いていくことを意味します。
一方、ルビーの家族は、漁業を運営する中で聞こえないことへの偏見や困難に直面しており、地域の人々との関わりをルビーに頼る場面も多々あります。
そんな家族の苦労を目の当たりにしながらも、ルビーは音楽という新たな道を進むべきか、家族を支える役割を続けるべきかという大きな選択を迫られるのです。
物語のクライマックスでは、ルビーがオーディションに向けて自分の道を進む勇気を持ち、家族もまた彼女の夢を尊重し支える決断をします。
最終的にルビーと家族が互いを深く理解し合い、絆を強めていく姿が描かれています。

ルビーがいなければ生業としている漁業ができなくなるというのがミソですね。
音楽と愛が織りなす感動のメッセージ

音楽が繋ぐ心
映画では、音楽が言葉を超えて人々を繋ぐ力を持つことが強調されています。
ろう者の家族と音楽という一見交わらない要素が、ストーリーの中で美しく融合します。
特に、ルビーが家族に自分の歌を伝える場面は、多くの観客の心を打ちました。
耳の聞こえない家族が、どうやってルビーの歌の才能を理解していくかという過程が凄く上手に描かれているよね!

家族の絆と葛藤
家族にとって、ルビーは生活の中核です。
しかし、彼女が自分の夢を追い始めると、家族は彼女を失う不安を抱えます。
このリアルな葛藤が、物語の中で強い共感を生み出します。

ルビーの葛藤が観ているこっちにも痛いほど伝わってきましたね。
作品が伝える教訓
- 自分の夢を追いかける勇気を持つこと。
- 家族との絆を大切にすること。
- 他者の世界を理解しようとする努力の大切さ。
当たり前のことだけど、改めてこの大切さを教えてくれる映画だよね!

『コーダ あいのうた』の見どころとメッセージ

1. 家族の絆とサポート
ルビーと家族の関係は映画の中心テーマです。
家族との強い絆や支え合いの力が描かれています。
特に、ルビーが家族のために日常的に行う通訳の役割や、その負担と喜びがリアルに描かれています。
2. 夢と現実のバランス
映画は、自分の夢を追い求めることの重要性と、それを実現するための現実的な困難についても描いています。
ルビーが音楽の夢を追う中で直面する課題と、その過程で成長していく姿は、多くの人々に共感を呼びます。
3. 音楽の力
音楽は映画全体を通じて重要な役割を果たしています。
ルビーの歌声や家族との音楽のシーンは、感動的であり、音楽が持つ癒しの力やコミュニケーションの手段としての役割を強調しています。
4. インクルージョンと理解
映画は聴覚障害を持つ人々の生活や、彼らが直面する社会的な課題についても深く掘り下げています。
インクルージョン(包括)的な社会の重要性や、他者への理解と共感の必要性が強く訴えられています。
5. 自己発見と成長
ルビーの成長の物語は、自己発見の過程でもあります。
自分の価値や能力を認識し、それをどう活かすかを学ぶ彼女の姿は、観客に勇気と希望を与えます。

個人的には、ルビーが耳の聞こえない父親の前で一生懸命歌うシーンにジーンときました。
まとめ

サイト | 評価(5段階) |
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Filmarks | ★×4.2 |
映画.com | ★×4.2 |
Amazon Prime Video | ★×4.6 |
『コーダ あいのうた』は、音楽と愛の力が持つ驚くべき力を描いた感動的な映画です。
家族の絆、夢の追求、音楽の力、インクルージョンの重要性など、多くの教訓と感動をもたらしてくれます。
ポイント
- リアリティあるキャスティング:本作では、ろう者のキャラクターを実際のろう者の俳優が演じています。このことが、物語に深みとリアリティを与えています。
- 音楽の美しさ:劇中で披露される歌の数々は、ルビーの成長や感情を見事に表現しています。特に、オーディションシーンでの彼女の歌は圧巻です。
- 普遍的なテーマ:家族、夢、愛といった普遍的なテーマが、多くの観客の心に響きます。
この映画を通じて、我々も自分の周りの人々との絆や、自分自身の夢について考え直すきっかけになるでしょう。

『夢』『家族愛』どこにでもありそうなこの2つのテーマで、オリジナリティーを見事に表現している作品です。
ものすごく心が温まる映画だよね!

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